私は足の脛骨を骨折し、手術を受けました。医師曰く、脛骨というのは治りにくい部位らしく最初の診察で「完全に体重をかけて歩けるのは3か月後」と言われました。つまり、全治するには少なくとも3か月ということです。3か月も歩けないと思うと絶望しかありませんが、3か月経過した日に突然歩けるようになるわけではありません。それまでの過程で少しずつ足をつくようになり、体重をかけるようになっていくので、体験を交えてその過程を紹介したいと思います。
脛骨骨折から「歩く」までは術後6週間
脛骨はすねの太い骨なので、足にかかる体重をしっかり支えています。それだけにこの脛骨が折れると体重を支えることができず、歩けません。手術後すぐからリハビリは始まりますが、足に体重をかけることはNGです。
リハビリ室では理学療法士がいるので体重の3分の1を掛ける訓練を早い時期からやっていましたが、それを自宅でやるのはもう少し先で、ということでした。
この「体重の3分の1」というのが中々のポイントで、私は体重が60kg少々ということで、右足にかけていいのは20kgということになります。
術後3週目あたりからリハビリ室で体重の3分の1をかける訓練を始めて、4週目からは自宅で体重計を使って20kgまで荷重をかける訓練をするようになりました。
それでも歩くことはできず、松葉杖ではケンケン移動、もしくは座布団を使って「尻歩き」でした。
術後6週間が経つと体重の3分の2をかけるように
そして術後6週間が経った段階で、いよいよ体重の3分の2をかけても良いというGOサインが出ました。体重の3分の2は40kgなので、かなりの荷重を掛けられることに。これだけの荷重をかけても良いということは、歩けるということでもあります。
そこで、松葉杖を使って歩く訓練が始まりました。訓練と言ってもそれほど難しいものではなく、すぐに習得できます。あとはその歩き方でどれだけ歩くか。リハビリ師曰く「歩けば歩くほどいい」とのことで、この日から私は歩いて移動するようになり、それまでの1カ月半とは全く景色が変わりました。
病院では車椅子を借りていましたが、それも最後。もう乗ることはないということで、記念撮影です。

病院からの帰り道は地下鉄で
リハビリ室からの帰りも歩いてOKとのことで、それまでのタクシー通院を卒業して地下鉄で帰宅することにしました。病院からも最寄駅まで歩いて、エレベーターで地下鉄に乗り、天王寺駅で乗り換え、再びエレベーターで地上に上がり、歩いての帰宅です。
これまでエレベーターの位置を意識することはほとんどありませんでしたが、エレベーターがないと階をまたぐ移動ができないので、人生初めてめっちゃ意識することとなりました。

Googleマップでは28分で帰れる距離でしたが、1か月半ぶりの徒歩は大いに時間がかかってしまい、2時間の大冒険となったのでした。それでも歩けることの喜びはとても大きく、6週間待ちに待った風景でした。
ちょうど超音波治療器のカレンダーも1画面が満杯に
骨折の治療を速めるとして毎日使っている超音波治療器には、治療ログが表示されます。このログ画面が6週間で1画面なので、ちょうどこの日に1画面目がいっぱいになりました。これも感慨深い風景ですね。


