足を骨折すると、治療期間の過ごし方としてとても重要なのが「挙上(きょじょう)」です。私も骨折して初めて知った言葉でしたが、これがあまりにも重要であることを深く実感しました。
足を骨折してこれから治療する方にとっても重要なので、挙上ってなに?どうすれば正解なの?という点について経験を交えて語りたいと思います。
挙上とは?
挙上(きょじょう)は、骨折した足を心臓よりも高い位置に保つことです。たぶん、医療用語です。漫画や映画などで足を負傷した人がベッドに横たわっているシーンで、足が吊り下げられている様子を見たことはないでしょうか。あれもおそらく、挙上です。
挙上が必要な最大の理由は、浮腫みの防止です。骨折をすると炎症が起きてただでさえ足がパンパンになります。それを防いで血の流れを良くしてあげないと治癒が進みませんし、手術をした場合はパンパンになったままだと傷口がパカッと開いてしまう恐れもあるんだとか。今回も医師からそのことについては何度も言われたので、よほど危惧するべきリスクなんでしょう。足を心臓よりも高い位置に保って横になっていると、浮腫みが引いて血行が良くなるそうです。
手術前はあまり重視していなかった
実は私、この重要性をあまり理解していませんでした。骨折をした時は救急でギプス固定をされた帰宅したので、どういう生活をしたらいいのか特に教わったわけでもなく、挙上のことも知りませんでした。もしかしたら聞いていたかもしれませんが、深夜でしたし、「えらいことになった」という気持ちの大きさもあってちゃんと聞けていなかったのかもしれないです。
初回の診察では医師から挙上のことを聞き、可能な限りそうやって過ごしてほしいとのことでした。とはいえ、片足だけを高くして寝るのって難しいんです。昼間に横になっていられる時間もそれほどないということで、夜寝る時もあまり挙上をしていませんでした。
入院してから患部の状態を診て、医師からは「足を下にしている時間が長かったですか」と尋ねられたので、あまり挙上ができていなかったことがバレた模様です。結構腫れた状態での手術になったそうで、そりゃあ傷口のことも心配になりますよね。
手術後の挙上生活
入院中に挙上の方法を教わったので、入院生活からは積極的に足を高くするようになりました。足の下に枕やクッションを置いて、その上に布団の一部を重ねるとちょうどいい具合になりました。ただ、入院中は使える寝具にも限りがありますし、ちょうどいいクッションが中々なかったので、寝づらさも感じつつでした。
退院後は家にあるクッションや毛布などを色々と試して、ちょうどいい感じの「足置き」ができました。それが、こちらです。

長ぼそい猫のクッション(枕?)の上に、小さい毛布を8つ折りに畳んで置くと、ちょうどいい感じです。ここに、足を置いて寝るようになりました。

先ほどから色んな猫が写り込んでいますが、彼らも心配している(はず)ということでご容赦ください。夜に寝る時はもちろん、それ以外の時間もできるだけ横になってこのクッション+毛布に足を置いて過ごすようにしていました。
医師、リハビリ担当の反応
この形で挙上をするようになって、素人目にも浮腫みが引いてきたのが分かります。もちろんプロが見るともっと分かるらしく、医師、リハビリ担当ともに「腫れが引いてきている」との評価でした。プニプニしていた足の甲も骨ばった感じになり、さらに腫れが引いてくると血管が見えるようにもなってきました。
腫れが引くと骨の成長もしやすくなるらしく(血行が良くなるので)、傷口のことだけでなく骨折そのものの治療にも挙上がとても重要だということを実感したのでした。
足の骨折をしてしまった方は、ぜひとも最初からしっかり挙上をして腫れが引く努力をしてほしいと思います。

